Webマーケティング手法のイロハ【10分でわかる】

昨今では、Webサイトを利用したビジネスが当たり前のように行われており、Webマーケティングの重要性は増す一方だと言うことができるでしょう。このサイトは、

・「Webマーケティングについて知りたいけど今まで全く触れたことがないしどうしよう…」

・「SEOとかEFOとか言葉だけは聞いたことあるけど何が何だかさっぱり…」

というような新任Web担当者の方でも、読むだけでゼロからWebマーケティングについて一定水準の理解・知識を獲得できることを目標につくられたものです。

ひと口にWebマーケティングとは言いますが、実は非常に多種多様な要素をカバーしている概念です。本記事では、まずWebマーケティングという概念の全体像を把握できるように、概説的な話をしていきます。

 

Webマーケティングとは?

さて、それでは解説に入っていきます。Webマーケティングとは、文字通りWeb上におけるマーケティングを意味するのですが、ただWebサイトの売り上げを増やすこととは違います。(もちろんそれも大きな要素ではあるのですが。)
そもそもマーケティングとは、自社のサービスがどんな市場に対して利益を生むのかを考えて、その市場に対して適切にアプローチして利用を促進していくことです。
その考え方をWebサイトに応用したものがWebマーケティングです。Webサイトの目的は、コンバージョンと呼ばれる、サイト上での最終的な成果(例えば、ECサイトにおける商品の購入や、コミュニティサイトにおける会員登録など)をできるだけ多く獲得することです。よって、Webマーケティングとは、自社のWebサイトでのサービスがどんなユーザーに対して利益を生むのかを考えて、その市場に対して適切にアプローチをして訪問者数やコンバージョンを増やしていくことだと言えるでしょう。

 

Webマーケティングのプロセスは、大きく分けて集客サイト改善に集約されます。

集客とは、文字通り客を集めることですが、これはWebにおいては、サイトへの訪問者数を増やすことを意味します。どんなに優れたWebサイトでも、見てくれる人がいなければ当然コンバージョン数は増えません。ただサイトを作って公開すれば見たい人に見てもらえるというわけではなく、プロモーションが必要なのです。この集客というプロセスを踏まないと、そもそもユーザーがサイトに触れることすらできません。集客には、主にSEO、広告、リファラー・ソーシャル面の対策などの方法があります。

そして、コンバージョン数を増やすために集客と並んで重要なのがサイト改善です。どんなにサイトへの訪問者数が増えても、申し込んでくれなければ売り上げにつながらないので、集客してきたユーザーに対して適切なコミュニケーションをとれて、コンバージョン数を増やせるようにサイトを改善していくことが必要なのです。サイト改善には、ランディングページの改善(LPO)や入力フォームの改善(EFO)などの方法があります。

それでは、ここからは集客・サイト改善の個別のマーケティング手法について解説していきます。

 

集客~Webマーケティング手法の柱【その1】

集客には、主にSEO・広告・リファラー・ソーシャル対策の3つの手法があります。ここでは、そのそれぞれの手法についてイメージをつかめるように解説をしていきます。

1.SEO

SEO(Search Engine Optimization:検索エンジン最適化)とは、Webサイトを、Googleなどの検索エンジンでの検索結果の表示順の上位にくるように工夫を施すことです。検索エンジンは、登録されているWebページを検索されたキーワードに応じて表示しますが、その際のページの表示順位は検索エンジン独自の法則によって決められています。当然、表示順位が高い方が人々の目にとまりやすく、ページへの訪問者が増えるので、その法則に寄り添ってSEO対策を行うことが集客において非常に大切なのです。


SEOの代表的な施策としては、狙いとするキーワードを適切に選択すること、ページの中でキーワードを適切に使用すること、より多くのサイトにリンクしてもらう(被リンク数を増やす)こと、などがあります。しかし、検索エンジンの表示順位のランク付けのアルゴリズムは年々高度になっており、また頻繁に変更が加えられてその度に順位が大きく動くため、SEOに関しては「これさえやれば絶対に大丈夫!」といったような施策は存在しません。常に検索エンジンの動向を読み、臨機応変に対応していかなければいけないのです。

2.広告

SEOよりもさらにターゲットを狙い撃ちにできる集客手法として、広告があります。Webマーケティングにおける広告の手法としては、Ⅰ.リスティング広告 Ⅱ.バナー広告 の2つがメジャーなので、ここではそれらについて紹介します。

Ⅰ.リスティング広告

リスティング広告とは、検索エンジンで、ユーザーが検索したキーワードに応じて、検索結果そのものとは別に表示される広告のことです。(テキスト広告であることが多い。)検索連動型広告とも言います。検索ワードを指定し、それに対応した広告を出稿します。検索エンジンの利用者がその指定したキーワードで検索すると、検索結果のページの一部に出稿した広告が掲載されます。リスティング広告の媒体としては、GoogleAdWordsとYahoo!プロモーション広告が主流です。
リスティング広告は、SEOと違い、確実性が高いです。基本的にはお金さえ出せばSEOよりも労力・時間をとられずにページを検索結果の上位に表示させることができるため、すぐに成果を出しやすいです。また、キーワード単位で出稿するため、ターゲットとしたい客層にピンポイントにアプローチできることもメリットの一つです。

Ⅱ.バナー広告

バナー広告とは、Webページ上で、リンク付きの画像やアニメーションという形態で表示された広告のことです。掲載先のWebサイトのページビュー数が多ければ多いほど、出稿にかかる費用も高くなります。また、リスティング広告に比べて出稿にかかるコストが非常に高いです。

検索ワードなどに関係なく表示され、クリックしなくてもヴィジュアルである程度のプロモーション効果が得られるので、リスティング広告などに比べて、元々コンテンツへの関心が薄い層にもアピールすることが可能なことがメリットです。また、視覚的に表現できる分イメージを喚起しやすく、表現力・訴求力が強いです。

3.リファラー・ソーシャル対策

リファラー・ソーシャル対策とは、Googleアナリティクスの集客分析の用語で言うところのReferralとSocialからの集客を強化するということです。

リファラー対策とは、自分のサイトへのリンクを貼ってくれるWebサイトの数を増やすことです。ある意味当たり前のことですが、訪問数を増やすための着実な手段の一つです。

ソーシャル対策は、FacebookやTwitterなどSNSでの宣伝(SNS内でのプロモーション広告に出稿するという手もあります。)に力を入れることです。地道ですが、SNSの普及率がますます高まっている今、有効な集客施策だといえます。

 

サイト改善~Webマーケティング手法の柱【その2】

サイト改善には、主に①適切なコンバージョン設定 ②LPO ③EFO の3つの切り口があります。それでは、以下で集客の時と同様にそれぞれ説明していきます。

1.適切なコンバージョン設定

サイト改善を始めるとなったら、まずこれをしなければいけません。集客している人にマッチするコンバージョンを用意しましょう。例えば、レストランのサイトでは会員登録をコンバージョンにするよりも予約をコンバージョンにする方が適切です。ここで不適切なコンバージョンを設定してしまうと、いくら他の切り口から優れたサイト改善を施してもほとんど意味を持たないものになってしまうでしょう。

2.LPO

LPOとは、ランディングページ最適化のことです。ランディングページとは、直訳すると「着地ページ」となりますが、ユーザーが検索エンジンや広告などのサイト外部からWebサイトを訪れた際に、最初に表示されるページのことを指します。当然、基本的には一つの同一のWebサイトにおいてランディングページは複数存在します。LPO(ランディングページ最適化)とは、コンバージョンレートを高めるためにそのランディングページを調整・改善することです。ユーザーが志向している情報までの経路がわかりにくいページがランディングページだとコンバージョンせずに途中離脱してしまう割合が高まるので、ランディングページの検索機能やリンクメニューを充実させて、ユーザーがコンバージョンに関連するページにたどり着きやすくしていくのです。また、ユーザーがWebサイトを訪問した時刻や時期に応じてランディングページに表示されるメッセージを変化させたり、訪問したユーザーの属性やプロフィールに応じて個別のランディングページを生成する、などの手法がよくとられます。

ユーザーがWebサイトを訪問してきた経路(どんな広告から来たのか、どのような検索ワードで検索して訪問してきたのか、など)に応じて、ユーザーの目的・要望に対応したランディングページをつくっていくことが大切です。

3.EFO

EFOとは、Entry Form Optimization(エントリーフォーム最適化) の略で、ユーザーが途中離脱せずに入力を完了してくれる(つまり、コンバージョンしてくれる)ように、フォーム入力に要する手間や時間をできるだけ減らすなどして、入力フォームを最適化することを意味します。諸説ありますが、フォームまでたどり着いてもそこから6,7割のユーザーが途中離脱していると言われています。とにかく、ユーザーの感じるストレスを軽減するために、フォームをできるだけ簡単に入力できるように見せることが大事です。
そのために、何を入力すればいいのかわかりやすくして、入力する情報の数、一つ一つの入力情報の長さを最小化することが有効です。また、EFO専用のツールも数多く存在しています。

 

集客・サイト改善どちらにもウェブ解析が必要!

以上、集客・サイト改善について説明してきましたが、最後に、そのどちらについてもウェブ解析が必須であることを付け加えておきます。施策を施す前の現状確認、施策を施した後の成果確認、どの段階でもウェブ解析は必須です。Googleアナリティクスなどの無料ウェブ解析ツールで良いので、必ず導入してウェブ解析を行いましょう。

そのウェブ解析について、私が最近注目している優れた無料人工知能ツールがあるので、最後にそれを紹介します。それは、ウェブ解析の「AIアナリスト」です。

ウェブ解析の「AIアナリスト」AIアナリストは、Googleアナリティクスのデータを用いて、分析を支援するツールです。Googleアナリティクスさえあれば、データの取得は可能ですが、それらは生のデータに過ぎません。ちゃんとデータを解釈して改善に役立てるにはノウハウが必要なのです。そんな問題を解決してくれるのがこのツールです。

AIアナリストは、Webサイト改善の現場で成果を出してきたプロのコンサルタントのノウハウを人工知能にしたものだそうです。Googleアナリティクスのデータを連携するだけで、Webサイトの改善方法を教えてくれます。
しかも基本は無料で使えるため、Googleアナリティクスを導入したら、すぐにでも導入することをオススメします。類似サービスは他に見当たらないため、このジャンルとしては唯一無二のツールかと思います。Webマーケティングにも必須のツールだと言えるでしょう。